2020年11月に次女を出産した際、夫の実家である静岡県に里帰り出産をしました。
コロナ禍での里帰り出産ー
辞めようかどうか、ギリギリまで悩んだのですが、帝王切開で出産をすることは決まっており、産後の傷跡が癒えないうちに、次女と長女の世話+家事をする自信がありませんでした。
静岡県の病院と、夫実家に相談をした上で、コロナ禍ですが里帰り出産をすることに決めました。
この記事は、コロナ禍に里帰り出産をしようか迷っている方、里帰り出産が決まっている方に向けた「コロナ禍の里帰り出産体験レポート」です。
目次(タップでジャンプ)
東京から里帰りをする際のルール
2週間の自宅待機
東京から里帰り先(静岡県)の病院へ診察をしに行く場合、現地に着いてから2週間以上待機をすることが条件でした。
(例)9月30日に診察をする場合、9月16日には静岡県入り
もちろん出産した後も同じルールで、2週間検診・1ヶ月検診に行く場合も2週間の待機が必要でした。
夫の実家なので、あまり長居をするつもりは無かったのですが、このルールにより、妊娠28週〜産後1ヶ月まで夫実家にお世話になりました。(1週間は入院でしたが)
2週間待機をしていない家族との接触不可
自分が2週間待機をしていても、待機期間中に東京の家族と接触をした場合、その時点から2週間の待機が必要でした。
検診を受けていた東京の病院で書いて頂いた「紹介状」を静岡に持っていくのを忘れてしまい、東京にいる旦那に持ってきてもらおうとしたのですが、このルールがある為、旦那との接触は不可。
院長先生が、渋々、事前に送っていた「紹介状」のFAXを原本の代わりにしてくれました。
里帰り出産をする方は、忘れ物にご注意を!
里帰り中の夫と上の子の様子
ワンオペデビューを果たした夫
私が静岡に里帰りをしている間、夫と長女は東京の家にいました。
これまで、掃除やお風呂などの手伝いをしてくれていた夫ですが、私の里帰り中は、全ての家事・育児を夫がこなすことになります。
普段は、夕飯時からウイスキーをグビグビ飲み始め、全員がお風呂から上がる頃には、ソファで酔い潰れて寝ているような夫。
里帰り中、ちゃんと長女の面倒をみれるのかがとても心配でした。
里帰りをする前、夫に何度も「本当に大丈夫なの?」と確認。
その度に、自信満々に「大丈夫」と言う夫を見て、里帰り出産に踏み切れました。
里帰り生活が始まってからは、毎日夫とビデオ通話をしていましたが、どうもしっかり家事・育児をやってくれている様子でした。
心配していたお酒も控えていて、寝る時間になれば、長女と一緒にベッドで寝ていると聞いて、心底安心しました。
ただ、夫は料理ができないので、夕飯は毎日UBER EATSかテイクアウトのお弁当でしたが。。
それでも、長女が寂しく無いように、保育園から帰った長女と、毎日一緒に色んなことをして遊んでくれる夫は、本当にありがたかったです。
この時の経験があったからか、次女の出産後は、夫が以前よりも積極的に掃除や育児をしてくれるようになりました。
ワンオペを体験してみて、家事・育児の大変さを身をもって理解してくれたのかな?と思っています。
産まれて初めてママと離れた上の子の様子
里帰り出産をするかどうかで1番悩んだ理由が、当時2歳だった上の子でした。
それまでは、上の子と2日以上離れたことが無かったので、里帰り出産で約1ヶ月も会えないことが、お互いに耐えられるのか心配でした。
里帰りをする10日くらい前から、長女には
「ママね、赤ちゃんを産むから、あと○日で静岡に行くんだ。
しばらくマチョ(上の子)に会えないけど、良い子にしてるんだよ?」
と何度も言って聞かせていました。
その度に
「マチョ、がんばる!」
と言って、笑ってくれました。
私が静岡に行った最初の夜。
「きっと寂しくて泣いているかな?」
と思い、夫へビデオ電話をかけましたが、そこには、夢中でテレビを見ている長女の姿が。
「ママだよ。何見てるの?」
と話しかけたのですが
「後でにして!」
とあしらわれ、半分ホッとし、半分寂しい気持ちになった夜でした笑
その後も、毎日電話をしていたのですが、長女は泣いている姿を一度も見せませんでした。
夫から、寝る前は「ママに会いたい」と言って泣いていると聞きました。
私の前では、頑張って寂しさを見せないでいてくれたのかな、と思います。
退院後、初めて長女に会った時、長女は私の顔を見るなり大号泣をして駆け寄ってきました。
私も負けずに号泣していましたが笑
コロナ禍里帰り出産を終えて
たまひよの調査によると、7割の妊婦がコロナ禍の出産に不安を抱えています。
これには、立ち合い出産や面会ができないことに加え、里帰り出産自粛の風潮も起因しているのではないかと思います。
コロナの感染リスクを考えれば、東京からの里帰り出産はしないに越したことは無いです。
しかし、里帰りでご両親のサポートが必要な方がいるのも事実です。
待機日数を守る、マスクの着用を徹底するなどのルールをしっかり守れば、必要な方は里帰り出産をして良いのではないかと思います。
私は、帝王切開の傷が癒えるまで、里帰りで体を休ませてもらって、本当に良かったです。
家事はご両親がやってくれましたので、私は自分の体の療養と、次女のお世話に専念することができました。
里帰りの必要性がある方が、コロナ禍で無理に諦めてしまうことが無ければいいなと思います。