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【自己肯定感の育成】「自分でできる子に育つほめ方叱り方」の要約_オックスフォード大の児童発達学博士に学ぶ

子供を褒める時や叱る時に、ふと
「こんなんで良いのかなぁ?」
と不安になることはありませんか?

私はかなり頻繁にあります。 

娘が得意気に絵を持ってきた時に、褒めるポイントが分からなくて
「上手にできたね!」
ワンパターンな言葉を投げかけたり。

娘がご飯を食べない時に、つい感情的に叱って(怒って)しまったり。

こんな自分をどうにかしたくて「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」という本を手に取りました



著者は、モンテッソーリ教育レッジョ・エミリア教育に精通したオックスフォード児童発達学博士です。

褒め方・叱り方について、論理的に書かれているので、とても腹落ちのする内容でした。

今回はこの本の要約をして、私と同じく子育てに悩むお父さん・お母さんのお役に立てればと思います。

 

子供の自己肯定感を高める子育て 

 条件付き子育て 

条件付き子育てとは「褒めたり叱ったりする際に、褒美と罰を使うこと」です。 

条件付き子育てをすると、子供は、親の言うことを聞かないと愛情はもらえないと認識してしまうそうです。

特に悪影響なのは「親の愛情」を褒美や罰に使うこと。
具体例を書きます。
 
(例)早くお風呂に入らないと絵本を読みません。 

「絵本=無償の愛情行為」であるはずなのに、この例では「お風呂に早く入ること」の担保にされています。

「親の愛情」という子供が最も欲しているものを、親の言うことを聞くことの担保にしてはダメだとのこと。

振り返ると、私もよくやっていたので、読んでいて耳が痛くなりました。

愛情は、常に与えてこそ自己肯定感の高い子供に育つそうです。

この「条件付き子育て」は、次のようなデメリットもあります。 

✔︎ 短期的な教育になる
→次の章で解説

✔︎自己肯定感を緩がせる
→親の言うことを聞かなければ自分には価値がない
 
✔︎親子関係の悪化 
→自分は愛されていないのかも 

✔︎子の子にも継承される傾向がある

 

条件付き子育ては、百害あって一理なしですね。

 見直し5STEP

ついやってしまいがちな「条件付き子育て」のデメリットは分かって頂けたかと思います。

それでは、どの様な子育てをすれば良いのでしょうか?

ここでは、見直しをするための5つのSTEPをご紹介します。

STEP1
口癖・習慣を変える 

STEP2 
イメージを見直す
 
STEP3 
リーダーとして立ち振る舞う
 
STEP4 
要求を見直す
 
STEP5 
長期目標を持つ

 
この5つのSTEPを具体的にご説明します。

step
1
褒め方叱り方の習慣を変える

習慣を変えることは困難ですが、まずは 口癖を変えることから始めると良いそうです。

具体的には、結果に対して褒めたり叱ったりするのでは無く、結果に至った過程に注目して、褒めたり叱ったりする。

step
2
イメージを見直す

子供は言うことを聞かず、危なく不完全な存在」というイメージを持っていませんか。
(私は持っていました)

心のどこかで「この子はきっとできないだろう」と思っているからこそ「危ないからダメ」などと言ってしまうそうです。

子供へのイメージを
「危なく不完全な存在」から
いち個人としてリスペクトすべき存在」に見直すべきだそうです。 

「この子はできる、言えばわかる。
例え失敗をしても、失敗から学んでできるようになる」 

というような考えを持ち、子供を信頼することが重要だとのこと。

「子供の能力の成長」と「親の気持ちの成長」が追いついていないケースは往々にしてあるそうです。

私の子供も、いつの間にか1人で歩き出して、いつの間にか1人で手洗いをしていました。
確かに、子供の成長は、いつも私の予想を追い越していたな、と思いました。

step
3
リーダーとして立ち振る舞う

リーダーとは、集団におけるルールや行動規範を示す人のことです。 
また、その際に、ルールや行動規範を決めた理由を共有することも重要です。

そして、親が子のロールモデルであり続けるのです。

この「共有」と「ロールモデル」が重要だと書かれています。

これは親だけではなく、集団におけるリーダーでも同じとのこと。

会社での「いい上司」と家族内の「いい親」は共通しているのです。

その為、「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」は、子育てをする立場でない人も読む価値があると思います。

ダメな立ち振る舞い方独裁的」または「消極的」。

「独裁的」とは、親の言うことを聞くように強制したり、子供の行動を極度に制限したりする親のこと。

「消極的」とは、子供が何をしても叱れない、叱り方が分からない親のこと。

「リーダー」としての立ち振る舞いとは、子供に必要なルールを守らなければいけない理由をしっかり共有し、子供も納得をした上でルールを守ってもらう、という様な振る舞い方だとのことです。

step
要求を見直す

子供に要求している内容は子供の発達状況と合っているか。 

同じ年代の子供たちは、その要求ができているのか。

このように、子供の成長段階に見合った要求なのかを見直す必要があるとのこと。

例えば、子供に宿題をさせている時間は、その年齢の子供が集中できる時間の範囲内なのでしょうか?

30分しか集中ができない年齢の子に、60分の集中を強要する様なことがあってはならないのです。

60分の集中ができなかった子供は、自信を無くしてしまい、自己肯定感が揺らいでしまうそうです。

step
長期目標を持つ

「将来は、子供にこんな人になってほしい」
という、長期的な目標を明確に思い描くこと。

自分の意見言える人?
自立した考えを持つ人?

その長期目標と、日々の教育が矛盾していないでしょうか?

例えば、長期目標は「自立した考えを持つ人に成長させたい」なのに、子供には日々「親の言うことを聞きなさい」と教育しているなら、矛盾していることになります。

日々、めくじらを立てて怒る様な出来事も、成長段階と長期目標を踏まえて考えると、怒る必要の無い出来事かもしれません。

 

自己肯定感を高める習慣と言葉 

具体的には、どのような「褒め方・叱り方」をすれば良いor悪いのでしょうか?

この章を読めば、きっと「私にもできるかも」と思って頂けるはずです。

 3つの褒め方

1、おざなり褒め(NG)

 具体的なところまで見ずになんとなく褒めること。
 
 例)子供の絵を見て「すごいじゃん!」

おざなり褒めをすると、子供には「ちゃんと見てない」ということが伝わってしまいます

結果、子供は頑張っても頑張らなくても同じだと思いモチベーションを下げてしまうのです。

また、褒めるポイントを間違ってしまうと、不信感に繋がってしまう為、最もタブーだと書かれています。

何も褒めれないなら褒めない方がましとまで書かれています。

2、人中心褒め(NG)

全人格や全才能を褒めること。

 例)子供の絵を見て「天才だね!」
 例)君は優しい良い子だね!

その瞬間の個別の案件を褒めてほしい時に、全人格・全才能を褒められるとプレッシャーになるとのことです。

また、前は褒められたのに、違う行動をしたら褒められなかった場合、自己認識が揺らいでしまい、チャレンジができなくなる、とても危険な行為だというのです。

例)前は絵を見せて「天才」と言われたのに、今日は絵を見せても「天才」と言われなかった。
  自分は「天才なの?天才じゃないの?」

さらに、褒められた人格以外の人格を見せると、嫌われてしまうのではないかと言う不安を抱かせてしまい、本当の自分を見せられなくなることもあるのだとか。

例)「優しい」と言われたが、優しくない面を見せたら嫌われるのでは?

3、プロセス褒め(OK)

結果までの頑張りや経過・成長を褒めること。

例)子供が絵を描いた時
 親「パパをこんなに観察していただんだ。よく見て描けてるね。」

プロセスを褒められると、さらに良いプロセスを積み上げようとするそうです。

例)子供が試合に負けた時
 親「試合には負けたけど、練習をすごく頑張っていたね。
 前回よりもシュートの出し方が上手になっていたよ。」

 子「勝っても負けても、前に進んだところを見てくれるんだ。
 よし頑張ろう。何れ勝てる。」

 上手な褒め方

ここでは「上手な褒め方」をさらに深掘りし、「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」に書かれている具体例をご紹介します。

たった3つのポイント
を抑えれば、あなたも上手な褒め方ができ、子供の自己肯定感を高めることが出来ます。

1、成果よりプロセス
2、具体的に褒める
3、質問する

 
「3、質問する」の注意点は、YES NOで答えられる質問はせず、【自由質問式をする】ことです。

【自由質問】とは「何を?(WHAT)」「どうやって?(HOW)」「なんで?(WHY)」などから始まる質問です。

例)どこを頑張ったの?
 どうやって塗ったの?
 なんでこの動物を描いたの?

子供や部下の叱り方

自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方では「叱り方は、褒め方以上に注意が必要」と書かれています。

叱り方についても、かなり具体的に書かれているので、ご紹介します。

 「罰」が与える悪影響

子供に言うことを気かせるために、ついやってしまうのが「罰」を与えること。

例)勉強しないならタブレット捨てるよ!

この「罰」を与えることによって、子供に4つの悪影響を及ぼすというのです。

1、攻撃的・反発的になる
 例)「タブレットを捨てるよ!」と言われて大暴れする

2、力による解決を真似する
 例)親「そんなことやってるならゲーム捨てるよ」→子供が友達にも同じようなことを言う

3、親子関係が悪化する
 例)子「大好きなゲームを捨てる親なんて嫌いだ」

4、反省を促せない 
 例)大好きなゲームを捨てられて悔しい

 上手な叱り方

それでは、どの様な叱り方が良いのでしょうか?
この本では、4つの叱り方を推奨しています。

1、「ダメ」「違う」を極力使わない
2、結果より努力・プロセスに注目する
3、理由を説明する
4、私の気持ちを正直に言う(最も重要)

例)子供が夕飯前にお菓子を食べた

【下手な叱り方】
親「夕飯前にお菓子を食べちゃダメでしょ!」

【上手な叱り方】
親「どうしてお菓子を食べたの?」

子「お腹がすいたから」

親「お昼ご飯はちゃんと食べた?」

子「食べてない」

親「お昼ごはんはしっかり食べた方がいい。
お菓子ばかり食べては体に悪いから。
お母さんは子の健康を心配しているんだよ。」

最後に

自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」に書かれていることを毎日やるのは難しくても「4、気持ちを正直に言う」だけはやるようにとのことです。

既に習慣化された「褒め方」「叱り方」を一気に変えるのは困難ですが、1日に1つでも実行ができれば、日々の積み上げで習慣を変えることが出来ます。

この本は、具体例やQAがたくさん掲載されていますので、もっと学びたい方は、是非一読してみてください。

私も、3歳の娘につい口うるさく言ってしまいますが、この本を読んでから、最低でも1日に1回は書かれていることを実行しています。

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