育休をいつまで取得するか?
出産を下ワーママであれば、誰もが一度は悩むことだと思います。
私自身も、2人の子供を出産しましたが2人共復職期間は悩みました。
(第一子は0歳5ヶ月で復職、第二子は1歳6ヶ月で復職予定)
この記事を読んで頂くと育休取得期間の平均や、期間別のメリット・デメリットなどが分かります。
育休取得期間を悩んでいる方は、男性・女性共に是非ご一読ください。
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育休取得期間の平均(2018年度)
2018年度の「雇用均等基本調査」によると、育休の取得日数は女性の6割が10~18カ月未満。
男性では7割が2週間未満でした。
詳しくは以下の図をご参照ください。
育休取得期間は、性別の他にも、勤め先の会社や住んでいる地域に大きく影響されると思います。
うちの会社の場合、女性は1年〜1年半育休を取得する方が多いですが、男性はまだまだ長期間の育休を取得する文化はありません。
男性の多くは育休を取得しないか、2週間くらいの取得期間が多いです。
このような会社にいると、なかなか「1年休みます!」とは言いにくいですよね。
誰かが勇気を出して言い出してみることが、男性の育休期間を長くする第一歩重要だと思います。
また、住んでいる地域が保活激戦区の場合、兄弟無しで1歳から希望の園に入園するのは難易度が高いため、安全を見て0歳の4月入園で申し込みをすることが一般的です。
私の場合、第一子は0歳の4月入園でも全て認可は落ちましたが・・・。
詳しくはこちらの記事へ
1歳の4月入園で認可に全滅すると、認可外に預けるか育休を2歳まで延長することになります。
認可外は、一般的に保育料が認可以上なので、認可外に預ける場合は相応の出費を覚悟する必要がありそうです。
また、定員割れをしている保育園以外では、4月以外の月で入園することは難易度がかなり高いです。
引越しなどを理由に、誰かが転園をしない限りは席がありません。
その為、「2歳まで延長をする」場合は、人気の無い保育園になる可能性が高いことを覚悟する必要があります。
復職時期別のメリット・デメリット
ここでは、育休取得の期間別にメリット・デメリットを挙げていきます。
0歳児クラスへ4月入園をして復職
保活激戦区の場合に多い「0歳の4月入園」で親が復職した場合。
育休期間は子供が産まれた月よりますが、最長で1年(4月生まれ)、最短で2ヶ月(2月生まれ、多くの保育園は生後2ヶ月以降から預入可)となります。
メリット
- キャリアの継続がしやすい
- 早い段階で保育士に育児の相談ができる
- 赤ちゃんの生活リズムを整えやすい
- 育児休業給付金が給与の67%のうちに復職でき収入が安定
(8月以降に出産した場合) - 1歳児のよりも保活が有利
- 期初に復職できキリが良い
前述の通り、私は第一子の時に5ヶ月間の育休期間で復職をしました。
早期に復職をした為、産休前の部署でキャリアの継続が叶い、復職から2年後に出世をすることができました。
そして、復職から3年後には第二子を妊娠・出産し、現在2回目の育休中です。
出世後に2回目の育休に入れた為、育児休業給付金の額が第一子の時よりも上がり、育休中でも相応の収入を得ることができている点は、早めに復職をして良かったと感じています。
この「育児休業給付金」ですが、育休期間が180日までは給与の67%、181日以降は50%まで下がってしまいます。
(厚生労働省の資料はこちら)
我が家は、次女の育休期間が181日を過ぎる予定なので、17%も減ってしまう「育児休業給付金」をどうやって補うのか、今から気を揉んでいます。
保活ですが、一般的に1歳児よりも0歳児の方が有利と言われています。
1歳児は0歳児クラスからの持ち上がりの子たちがいる為、募集人数が少ないのに対し、0歳児は持ち上がりがいないからです。
6歳まで通う保育園なので、できれば希望する園に通いたいですよね。
保活を優位にしたい方は、0歳の4月入園を狙うことをお勧めします。
また、4月は期初なので、会社の改組や人事異動のタイミングに復職することができ、キリが良い点もメリットです。
以外にも沢山のメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。
デメリット
- 子供の「初めて」に立ち会えないことがある
- 夜泣き明けの仕事で寝不足になる
- 完母はできない
- 誕生月によっては育休期間が短い
第一子の時は、初めてハイハイをした時、初めてスプーンを持った時、初めて走った時など、貴重な我が子の「初めて」のシーンを保母さんから聞くことが多かったです。
親の都合で0歳から預けているとはいえ、大好きな我が子の「初めて」に立ち会えないのは寂しかったです。
また、仕事の時間は母乳をあげられないので、基本的に完母はできません。
ただし、冷やした母乳を預かってくれる保育園もあるので、完母に拘る方はそのような保育園を探してみるのも良いかと思います。
1歳の誕生月に復職(0歳児クラス途中入園)
「育休」を延長しないで復職するパターンがこれになります。
保活激戦区では、難易度が高いタイミングでの復職になります。
理由は「デメリット」で書いています。
メリット
- 夜泣きが減っている場合は寝不足になりにくい
- 1歳児クラスの保活の激戦を回避できる
- 誕生月が遅くても約1年は育休が取れる
- 子供の「初めて」に立ち会える
「夜泣き」をする期間は子供にもよりますが、一般的に3ヶ月〜1歳半くらいまでと言われています。
早ければ、1歳の誕生月には夜泣きが減っているので、0歳児の4月入園に比べると親が寝不足になりにくいです。
他のメリットは文章の通りなので補足はありません。
続いて、デメリットです。
デメリット
- 0歳児クラスに空きがある保育園しか入園できない
- 月によっては半端なタイミングでの復職になる
- 保育園でママ友ができにくい
「4月入園」であれば、復職も丁度期が変わる4月になる為、会社の改組や人事異動のタイミングに合わせて復職することができます。
しかし、誕生月の場合、9月・4月生まれ以外は期の途中での復職になり、会社によっては中途半端な時期になってしまいますので、早い段階で上司に復職時期を報告する必要がありそうです。
保育園のママ友ですが、入園式でLINE交換・グループLINEの作成をするケースが多いと聞きます。
我が家の第一子は0歳の5月に途中入園をしたのですが、8月頃になって実は0歳児クラスのママ友のグループLINEがあると教えてもらいました。
保育園は、送迎の時間が同じでない限りイベント以外で他の園児の親に会うことはありません。
途中入園をすると、LINE交換の最大のチャンスである入園式を逃すことになりますが、ママ友付き合いを煩わしく感じている方にとってはメリットになります。
1歳児クラスへ4月入園をして復職
保活激戦区で無ければ、最も一般的な復職タイミングかと思います。
しかし、このタイミングでも、メリット・デメリットがあります。
メリット
- 夜泣きが減っている場合は寝不足になりにくい
- 誕生月が遅くても約1年は育休が取れる
- 子供の「初めて」に立ち会える
- 期初に復職できキリが良い
これらのメリットの補足は、全て前述しているので割愛します。
続いてデメリットです。
デメリット
- 保活が激戦
- 育休期間が長くキャリア継続しにくい
東京都の場合、兄弟がいない1歳児の保活は激戦区が多いようです。
私のママ友に、1歳4月入園で近所の認可保育園に全落ちし、電車で通う距離の保育園に5年間通った方がいます。
保育園が遠い為、出社・退社時間も早く、大変そうでした。
そういうリスクはわかっていても「赤ちゃんの頃はずっと一緒にいられる」という大きな喜びがあるので、復職時期を迷うのですが。。
育休中は保育園に入れるか
保育の必要性の認定
内閣府のHPには「保育の必要性の認定」を受けることができれば、育休中でも保育園の利用はできます。
この「認定」を行うのは市区町村なので「保育の必要性があるのかが分からない」という場合は、お住まいの地域を管轄する役所へ問い合わせるのが間違いないかと思います。
内閣府は「保育の必要性の認定」の基準を次の通りに公開しています。
私は、第二子の育休中である現在、第一子を保育園に預けていますが、これは上の資料の「⑨育児休業取得時に、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること」に該当します。
保育の必要性認定が無くも預けるには
「保育の必要性」に該当をしなくても、通院やリフレッシュなどで子供を一時的に保育園に預けたい。
そんな時は、ご自身がお住まいの役所に確認をしてみることをお勧めします。
私が住む区には、通院(歯医者を含む)・親のリフレッシュを目的とした保育園の一時利用が可能です。
保育料も、3時間までは一律900円/回、3時間〜5時間が1200円/回と、ベビーシッターに比べればかなりリーズナブルです。
「子育て支援」として、様々な制度が用意されている場合がありますので、一度ご自身がお住まいの地域の制度を調べてみることをお勧めします。
「一時利用」とはいえ、自分だけの時間が少しでも持てると、かなりのリフレッシュできます。
最後に
育休は人生のうちに何度も経験できない貴重な時間です。
ご自身のキャリアや育児への考え方とよく向き合って、復職時期を決めて頂ければ幸いです。
あなたの育休が有意義なものになることを応援しています。
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